平成24年度PA会新人研修(第10回)のご報告

平成25年2月27日(水)に、弁理士会館 地下AB会議室において、PA会第10回新人研修「意匠法改正の動向とハーグ協定について」を開催しました。同講演は、TV会議システムを通じて、名古屋の弁理士会東海支部室会議室にも中継されました。本研修の講師は、小西・中村特許事務所の共同パートナーであり、吉備国際大学大学院知的財産学研究科の教授としても活躍されている、中村 知公先生にご頂きました。東京で40名以上、名古屋で10名の参加者にお集まりいただくという、大盛況の研修となりました。

ご講義では、近年の意匠法の改正予定項目について概説いただいた後、ハーグ協定ジュネーブアクトの内容について解説していただき、最後には画像デザインの保護の現状・保護の拡大に向けた動き・今後の課題についてもご説明いただきました。特に、ハーグ協定ジュネーブアクトについては、現在の出願状況や、今後どのように活用していけばよいか等について、出願数の統計・実際の公報・必要な出願料金等をもとに詳しく解説していただいたほか、出願する際の手続や日本の出願人が出願する際の注意点についてもご紹介いただきました。

中村先生の、分かりやすくかつ熱の入った講義に、参加者の先生方も引き込まれて、あっというまに2時間が過ぎてしまいました。参加者の皆様には、ハーグ協定の理解がより一層深まったことと思います。

研修終了後に東京で開催された懇親会では、講師の中村先生を含めて多数の参加者及びスタッフが集まり、交流を深めることができました。

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