平成24年度PA会新人研修(第9回)のご報告

平成24年11月20日に、新人研修の第9回目と致しまして、「ライセンス契約 ~契約の基礎から応用まで~」を開催致しました。本研修の講師は、のぞみ総合法律事務所のパートナー弁護士であり、現在は米国ニューヨークの法律事務所Moses & Singer LLPにて執務中の結城大輔先生に御担当頂きました。参加者は約40名、新規合格者からベテランの先生方まで幅広くご参加頂くことができました。

講義内容は、最初に契約についてのよくある疑問として、契約書の存在意義、法的な拘束力や日付のバックデートについて解説を頂きました。続いて、ライセンス契約と関連する民法、商法の規定の説明の後に、ライセンス契約等の内容の検討を依頼された場合に、弁理士としてどのような観点に着目して契約書をチェックすべきかという観点から、契約書の検討内容について解説頂きました。
 
契約書の検討内容については、結城先生の豊富な体験を元に、相手との交渉戦術等をロースクールでのケーススタディーや実例の解説を通じてわかりやすく説明頂きました。この研修を通じて受講者の方々は、ライセンス契約等における相手との交渉や、契約書の作成に関する業務についてのイメージを具体的にすることが出来たと思われます。

以上のように、研修は盛況の中で終了致しました。研修終了後に行われた懇親会には、講師の先生方を含め多くの受講生が参加し、閉店の知らせがくるまで交流を深めていました。

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