研修報告:PA会 国際研修 第2回「Q&Aで学ぶ欧州単一特許制度」

 令和4年9月21日(水曜)にHasegawa弁理士事務所 長谷川 寛先生を講師にお招きし、国際研修第2回「Q&Aで学ぶ欧州単一特許制度」をウェビナー形式で開催いたしました。本研修には、約60名の先生方にご参加頂きました。

 本講義は、欧州単一特許制度について長谷川先生のもとにあらかじめ寄せられた多くの質問に対して講義の中で回答していくことで、欧州単一特許制度全体について体系的に理解できるように構成されていました。

 講義の前半では、欧州単一特許制度で新たに導入される欧州単一効特許について、どのような場合に従来の欧州特許と比べて有利になるのかを、移行国、料金、特許の価値等の観点からご説明いただくとともに、統一特許裁判所が管轄する訴訟の範囲についてご説明いただきました。

 また、講義の後半では、OPT OUTを中心とする経過措置についてご説明いただきました。欧州単一特許制度の開始前に必ずすべきこと/欧州単一効特許を活用したい場合にすべきことを分かり易くご教示いただき、これから準備を開始される先生方にとって大変役立つ内容でした。

 講義終了後には、更なる多くの質問が寄せられ、受講者の先生方の理解がより深まる有意義な研修になりました。

以上

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