平成25年度PA会新人研修(第1回)のご報告

平成25年5月8日に、新人研修の第1回目と致しまして、「裁判例研究」~数値限定発明(パラメータ発明)における近時の裁判例の動向、出願時の留意点について~を開催致しました。本研修の講師は、中村合同特許法律事務所の高石秀樹先生に御担当頂きました。参加者は約60名、用意した席はほぼ満席となり新規合格者からベテランの先生方まで幅広くご参加頂くことができました。

講義内容は数値限定発明(パラメータ発明)において争点となった、「実施可能要件」「サポート要件」「進歩性」のそれぞれの判断について、まず審査基準を概説頂き、続いて裁判例の分析を講義頂きました。そして分析を通じて得られた判断の傾向を踏まえ、出願時に留意すべき点や、訴訟、無効審判での主張ポイントについて講義頂きました。

数値限定発明に関して、審査基準の記載といった基本的な事項から、国内における数値限定発明に関する裁判例の網羅的な分析まで、体系的に学習できる貴重な機会となったかと思われます。また、豊富な裁判例が記載された講義資料は今後の日々の業務に非常に役立つものでありました。

以上のように、研修は盛況の中で終了致しました。研修終了後に行われた懇親会には、講師の先生を含め多くの受講生が参加し、閉店の知らせがくるまで交流を深めていました。

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